保険の見直しで月2万円浮いた話|僕が本当に必要な保障だけ残した方法
こんにちは、鈴木ひろしです。今回は、僕の「保険の見直し」についてお話ししようと思います。
正直、保険って複雑で、どこから手をつけていいか分からない、そう感じる方も少なくないの。
僕も以前はそうでした。
でも、思い切って見直してみたら、月々の保険料が2万円も安くなったんです。これは、僕にとってかなり大きな変化でした。
年間で24万円。この金額、馬鹿になりませんよね。
この浮いたお金で、家族旅行に行ったり、将来のための貯蓄に回したり、できることの幅がグッと広がりました。
僕の経験が、皆さんの保険を見直すきっかけになれば嬉しいです。
保険は「結婚」を機に加入。まさかの月3.4万円。
僕が初めて生命保険に加入したのは、結婚したばかりの頃でした。妻と二人、これからの生活を考えると、何かあったときに家族に迷惑をかけたくない、そんな思いがありました。
そこで、近所の「保険の窓口」のようなところに足を運んだんです。
今思えば、かなり安易な考えでした。
担当のFP(ファイナンシャルプランナー)さんは、とても親身になって話を聞いてくれました。僕たちの将来の夢や、もしものときの不安など、色々と。
そして、たくさんの資料とともに、複数の保険商品を提案してくれたんです。
死亡保険、医療保険、がん保険、就業不能保険、貯蓄型保険…。
初めて聞く言葉も多く、頭の中はごちゃ混ぜ状態。
でも、担当の方は「これは〇〇の時に安心です」「これは〇〇の保障があります」と、一つ一つ丁寧に説明してくれました。僕も妻も、その説明に納得してしまいました。
僕自身、保険の知識がほとんどなかったこと、そして「安心を買う」という漠然とした気持ちが強かったこともあり、言われるがままに加入することに。
その結果、夫婦二人で月々3万4千円。
正直なところ、ちょっと高いなとは感じました。でも、これで「安心」が手に入るなら、と自分に言い聞かせましたね。
当時の家計は、決して余裕があるわけではありませんでした。むしろ、結構カツカツ。
毎月の生活費の中から、この3万4千円を捻出するのは、なかなか大変なことでした。食費を切り詰めたり、娯楽費を削ったり。
それでも、「家族のため」という思いで、数年間、この保険料を払い続けました。
今から振り返ると、あの時の僕は、まるで暗闇の中を手探りで歩いているようでした。羅針盤もなく、ただ「安心」という名の目的地を目指して。
しかし、その「安心」が、本当に僕たちに必要なものだったのか、後になって疑問を抱くことになります。
漠然とした不安を煽る保険業界のセールストーク
保険業界のセールストークって、本当に巧みですよね。人間の根本的な不安に訴えかけてくる。
「もし、あなたが病気になって働けなくなったら?」
「もし、あなたに万が一のことがあったら、残された家族はどうなる?」
これらの問いかけは、僕たちにとって無視できない現実です。だからこそ、保険の必要性を強く感じてしまう。
僕も、当時のFPさんの言葉に、何度も「そうだよな、もしものことがあったら困る」と頷きました。
特に印象的だったのは、「貯蓄だけでは追いつかない」という言葉。
「例えば、がんと診断されたら、治療費は数百万円かかることもあります。貯蓄だけで賄えますか?」
確かに、もしそんな事態になったら、貯蓄だけでは心許ない。そう思いました。
でも、今になって考えると、その言葉の裏には、公的な制度や社会保障の存在が、ほとんど語られていなかったなと感じます。
もちろん、保険は大切です。予期せぬ大きな出費に備えるために、必要なものだと僕も考えています。
でも、その「必要性」を過剰に煽り、不安を増幅させるようなセールストークには、注意が必要だなと、僕の経験から強く思います。
あの頃の僕にとって、保険はまるで、未来の自分や家族を守るための「魔法の盾」のような存在でした。どんな攻撃も防いでくれる、と。
しかし、その魔法の盾は、実は公的な制度という「もう一つの盾」の上に、さらに厚く重ねられていた、ということに、後になって気づくことになるんです。
FPとの出会い。「公的制度で半分カバーされてる」の衝撃
月3万4千円の保険料を払い続けること、数年。ある日、友人とのお金の話題で、僕の保険料がやけに高いことに気づかされました。
友人は「え、月3万4千円?うちは夫婦二人で1万円くらいだけど…」と、驚いた顔をしていました。
その言葉に、僕は初めて「あれ?」と疑問を感じたんです。
友人は、信頼できるFPに相談して見直した固定費削減の全記録、そう言っていました。僕も、もしかしたらもっと安くなるんじゃないか、本当に今の保険が必要なのか、そんな考えが頭をよぎりました。
そこで、僕もその友人が紹介してくれた別のFPさんに相談してみることにしました。
相談してみて、本当に良かったと心から思います。
新しいFPさんは、まず僕たちの家計状況や、将来のライフプランをじっくりと聞いてくれました。そして、僕が加入している保険の内容を一つ一つ丁寧に確認していったんです。
その中で、一番僕の心に響いた言葉が、これでした。
「鈴木さん、これ、公的制度で半分くらいカバーされてますよ」
衝撃でした。
僕が今まで毎月3万4千円も払っていた保険の保障の半分が、すでに公的な制度で賄われている。
医療費、遺族年金、傷病手当金…。今まで漠然としか知らなかった制度が、実は僕たちの生活をしっかりと支えてくれていたんです。
当時の僕は、その事実を知って、まるで霧が晴れたような感覚を覚えました。
これまで見えなかった景色が、目の前に広がったんです。
FPさんは、僕が加入していた保険の内容と、公的制度でカバーされる範囲を、図解や具体的な数字を交えながら、分かりやすく説明してくれました。
例えば、医療保険の入院給付金について。
「鈴木さんの医療保険は、入院日額1万円ですね。でも、日本には高額療養費制度というものがあります。これは、医療費の自己負担額が一定額を超えた場合、その超えた分が払い戻される制度です」
FPさんは、具体的な例を挙げてくれました。
「例えば、年収370万円〜770万円の方の場合、自己負担の上限額は月額約8万円です。つまり、どんなに医療費がかかっても、ひと月に払うのは8万円程度で済むんですよ」
僕は、この話を聞いて、が落ちるような思いでした。
今まで、医療費は全額自己負担、もしもの時には莫大な費用がかかる、そう思い込んでいたからです。
もちろん、8万円の自己負担も決して安くはありません。でも、入院日額1万円の医療保険に加入していれば、その8万円のうち、一部は補填される計算になります。
FPさんは、こう続けました。
「もちろん、個室代や食事代など、保険適用外の費用もあります。でも、それらを加味しても、本当に必要な保障額は、今加入されているものよりはるかに少ないかもしれません」
この説明を聞いて、僕の頭の中は整理されていきました。
それから、死亡保険についても。
「鈴木さんの死亡保険は、数千万円の保障額になっていますね。しかし、遺族年金という制度も考慮に入れる必要があります」
遺族年金は、被保険者が亡くなった場合に、残された家族に支給される年金です。これも、家族構成や加入期間によって金額は異なりますが、生活費の一部をカバーしてくれる、れっきとした保障です。
FPさんは、僕たちの家族構成や収入から、ざっくりとした遺族年金の受給額を計算してくれました。
「これだけの遺族年金があれば、残りの保障を民間の保険で補填する、という考え方もできますよ」
僕が今まで払っていた保険料は、公的な保障の上に、さらに手厚く上乗せされていたものだったんです。
例えるなら、すでに頑丈な家があるのに、その上にさらに何重にもブルーシートをかけていたような状態。
もちろん、ブルーシートは雨風を防ぐのに役立ちますが、必要以上に何重も重ねれば、それはただの重荷になってしまう。
このFPさんとの出会いが、僕の保険に対する考え方を大きく変えるきっかけになりました。
「本当に必要な保障」とは何か、それを深く考えるきっかけになったんです。
公的医療保険の力を知る
先ほども少し触れましたが、日本の公的医療保険制度は、僕たちが思っている以上に手厚いものです。
僕もFPさんに教えてもらうまで、その実力をほとんど知りませんでした。
高額療養費制度
これが、僕にとって一番の驚きでした。
もし大きな病気やケガで入院したり、高額な治療が必要になったとしても、自己負担額には上限がある。
これは本当に心強いセーフティネットです。
具体的に、僕の年収帯(当時は年収400万円台後半)で計算してもらったところ、ひと月の自己負担上限額は約8万円でした。
これは、入院が長引いたり、高額な手術を受けたりしても、医療機関の窓口で支払う金額がその上限額を超えない、という意味です。もし超えても、後で払い戻しを受けられる。
もちろん、差額ベッド代や食事代、先進医療にかかる費用などは自己負担ですが、それでも医療費の大部分はカバーされるわけです。
この制度があることを知っていれば、入院日額1万円の医療保険が本当に必要だったのか、疑問が生まれてきます。
もちろん、自己負担の8万円を補填したい、という考え方もあるでしょう。
でも、それなら入院日額5,000円でも十分かもしれませんし、そもそもそのお金を貯蓄に回すという選択肢だってあります。
30代夫婦の貯金額のリアルにも書きましたが、僕たちは夫婦で貯蓄を頑張っています。もしもの時のための備えは、保険だけではないんです。
傷病手当金
会社員の方が加入している健康保険には、病気やケガで会社を休んだときに、給料の一部が支給される「傷病手当金」という制度もあります。
これも、僕が知らなかった公的保障の一つでした。
僕の場合、万が一病気で働けなくなった時のために、就業不能保険にも加入していました。しかし、FPさんの話を聞いて、この傷病手当金があることを知りました。
具体的には、病気やケガで連続して3日休んだ後、4日目以降の休業日に対して、給与の約3分の2が支給されます。支給期間は最長で1年6ヶ月。
もし僕が病気で長期間働けなくなったとしても、いきなり収入がゼロになるわけではないんです。
この制度を知って、「就業不能保険は、傷病手当金でカバーできない部分を補うもの」という認識に変わりました。
僕が加入していた就業不能保険の保障額は、傷病手当金と合わせると、病気前の給与とほぼ同額になるくらい手厚いものだったんです。
これは明らかに、保障の重複でした。
傷病手当金があることを前提に、本当に足りない部分だけを民間の保険で補えばよかった。
遺族年金
万が一、僕に何かあった場合、妻や子どもたちの生活を守るために、死亡保険は必要だと考えていました。
しかし、ここにも公的な保障があります。「遺族年金」です。
遺族年金には、国民年金から支給される「遺族基礎年金」と、厚生年金から支給される「遺族厚生年金」があります。
僕のような会社員の場合、両方が対象になる可能性が高いです。
遺族基礎年金は、子どもがいる場合に支給され、遺族厚生年金は、亡くなった方の厚生年金加入期間や収入によって金額が変わります。
FPさんがざっくりと計算してくれた金額は、僕が想定していたよりもずっと手厚いものでした。
もちろん、それだけで十分かと言えば、各家庭の状況によります。でも、最低限の生活費はこれで賄える。
僕が加入していた死亡保険は、遺族年金を考慮しない保障額になっていました。つまり、ここでも重複していた部分があったんです。
これらの公的制度を知ることで、僕の保険に対する考え方は劇的に変わりました。
保険は、公的制度でカバーできない「足りない部分」を補うためのもの。そう捉えることができるようになったんです。
日本の世帯の年間保険料の平均額と僕の保険料
僕が保険の見直しをするきっかけの一つになったのは、友人との会話でした。
「え、月3万4千円?うちは夫婦二人で1万円くらいだけど…」
この言葉に「もしかして、僕の保険料って高いのか?」と、初めて具体的な疑問を抱きました。
そこで、公的なデータも調べてみました。生命保険文化センターの「令和3年度 生活保障に関する調査」によると、世帯年間払込保険料の平均は37.1万円です。
僕の当時の保険料は、月々3万4千円なので、年間で40万8千円。
平均よりも3万7千円も高い金額でした。
もちろん、平均はあくまで平均。家族構成やライフスタイルによって、必要な保障額は異なります。
だから、平均よりも高いからといって、一概に「高すぎる」とは言えません。
しかし、この数字は、僕が保険を見直す上で、一つの客観的な指標となりました。
僕が加入していた保険が、本当に僕たちの世帯にとって最適なものだったのか。
平均よりも高い金額を払っているのに、その分の「安心」を本当に享受できていたのか。
FPさんの「公的制度で半分カバーされてる」という言葉と、この平均額のデータが、僕の保険見直しへの背中を強く押してくれたんです。
これは、まるで旅に出る前に、地図とコンパスを手に入れたような感覚でした。どこに向かっているのか、今どこにいるのか、客観的に把握できるようになったんです。
それまでは、ただ漠然と「安心」という名の目的地を目指していましたが、このデータとFPさんのアドバイスによって、より明確な道筋が見えてきました。
皆さんも、一度ご自身の保険料が、平均と比べてどうなのか、調べてみるのも良いかもしれませんね。
具体的にどんな保険に加入し、どう削減したのか
さて、ここからは僕が具体的に、どんな保険に加入していて、それをどう見直して削減したのか、詳しくお話ししていきます。
見直し前の加入保険(月3万4千円)
見直し前は、以下の保険に加入していました。
- 死亡保険(終身保険): 契約者:僕、被保険者:僕。死亡保障3,000万円。保険料:約1万5千円。
- 医療保険: 契約者:僕、被保険者:僕。入院日額1万円、手術給付金あり。保険料:約5千円。
- 医療保険: 契約者:僕、被保険者:妻。入院日額1万円、手術給付金あり。保険料:約5千円。
- がん保険: 契約者:僕、被保険者:僕。がん診断一時金100万円、入院・通院給付金あり。保険料:約4千円。
- がん保険: 契約者:僕、被保険者:妻。がん診断一時金100万円、入院・通院給付金あり。保険料:約4千円。
- 就業不能保険: 契約者:僕、被保険者:僕。月額給付金20万円。保険料:約1千円。
合計すると、月々3万4千円でした。
改めて見ると、かなり手厚い内容だったなと感じます。
特に、終身保険は保障額も大きく、保険料も高額でした。当時は貯蓄も兼ねている、という説明を受けていましたが、今思えば効率的とは言えません。
FPさんと見直し。本当に必要な保障とは?
FPさんと相談する中で、僕が最も大切にしたのは、「本当に必要な保障は何か」という問いでした。
僕にとっての「本当に必要な保障」は、次の3つのリスクに備えることでした。
- 世帯主(僕)に万が一のことがあった際の家族の生活費
- 大きな病気やケガで、公的医療保険では賄えない自己負担額
- 世帯主(僕)が病気やケガで働けなくなった際の収入減
この3つのリスクに対して、公的制度でどこまでカバーできるのか、そして足りない部分を民間の保険でどう補うか、という視点で考えていきました。
1. 世帯主(僕)に万が一のことがあった際の家族の生活費
僕が亡くなった場合、残された妻と子どもたちの生活費が最大の心配事でした。
ここでFPさんが示してくれたのが、遺族年金の存在です。
僕の場合、遺族基礎年金と遺族厚生年金を合わせると、子どもが成人するまでの間、年間で約200万円程度の年金が支給される見込みでした。
これに加え、妻が今後働くことや、貯蓄なども考慮に入れると、当初3,000万円の死亡保障は過剰であることが分かりました。
そこで、終身保険は解約し、掛け捨ての定期保険に切り替えることに。
保障額を2,000万円に減らし、保険期間も子どもが成人するまでの期間限定に設定することで、保険料を大幅に削減することができました。
老後2000万円問題に触れた記事でも書きましたが、貯蓄と保険はバランスが重要です。
2. 大きな病気やケガで、公的医療保険では賄えない自己負担額
ここでも、高額療養費制度の威力を実感しました。
ひと月の自己負担上限額が約8万円。これを民間の医療保険で全額補う必要はない、という結論に至りました。
また、がんについても、がん診断一時金100万円は魅力的ですが、高額療養費制度と貯蓄があれば、ある程度の治療費は賄えます。
そこで、夫婦二人の医療保険とがん保険は、思い切ってすべて解約しました。
代わりに、貯蓄で万が一の医療費に備えることにしました。この決断は、少し勇気がいりましたが、FPさんの丁寧な説明と、公的制度への理解が後押ししてくれました。
3. 世帯主(僕)が病気やケガで働けなくなった際の収入減
ここでも、傷病手当金が大きな役割を果たします。
給与の約3分の2が、最長1年6ヶ月支給されるこの制度を前提に、就業不能保険を見直しました。
僕の場合、傷病手当金でカバーできない「残りの3分の1」と、1年6ヶ月を超えて働けなくなった場合のリスクに備える形に。
具体的には、就業不能保険の月額給付金を20万円から10万円に減額し、給付開始時期も180日(6ヶ月)の免責期間を設けることで、保険料をさらに安くすることができました。
これは、傷病手当金が支給される期間を考慮した上での、合理的な判断でした。
見直し後の加入保険(月1万4千円)
見直し後、僕が加入している保険は以下の通りです。
- 定期保険(掛け捨て): 契約者:僕、被保険者:僕。死亡保障2,000万円(〇歳まで)。保険料:約1万円。
- 就業不能保険: 契約者:僕、被保険者:僕。月額給付金10万円(免責期間180日)。保険料:約4千円。
合計すると、月々1万4千円。
見直し前の3万4千円から、なんと2万円も安くなりました。
僕にとっては、これで十分な保障だと感じています。もちろん、人によっては「もっと手厚い保障が必要」と考える方もいるでしょう。
でも、僕の家族構成や貯蓄状況、そして公的制度への理解を深めた今、この金額が僕にとっての最適なバランスだと考えています。
保険の見直しは、単に保険料を安くするだけでなく、自分自身のライフプランや、本当に大切なものを見つめ直す良い機会にもなりました。
この経験を通じて、僕は家計管理のシンプル化に気づきました。
もし、今の保険に少しでも疑問を感じている方がいれば、一度専門家と一緒に見直してみることを強くおすすめします。
本当に必要な保障だけ残すための考え方
僕が保険を見直して、月2万円の削減に成功した一番の理由は、「本当に必要な保障だけを残す」という考え方にシフトできたことです。
これまでの僕の保険は、「とりあえず安心できるものを全部」という考え方でした。
しかし、それは費用対効果の低い、過剰な保障だったんです。
では、どうすれば「本当に必要な保障」を見極めることができるのでしょうか。
僕が実践した、いくつかのポイントをお伝えします。
1. 公的制度を理解する
これが、一番大切なことだと僕は思います。
日本の社会保障制度は、僕たちが思っている以上に手厚いです。医療費の高額療養費制度、病気で働けない時の傷病手当金、世帯主に万が一のことがあった時の遺族年金。
これらをまず知ること。
そして、自分たちの家庭で、これらの制度によってどの程度の保障が得られるのかを把握すること。
ここから、民間の保険で補うべき「足りない部分」が見えてきます。
2. ライフステージの変化に合わせて見直す
結婚、出産、住宅購入、子どもの独立、定年退職。
人生の節目節目で、必要な保障は変わります。
例えば、子どもが小さいうちは、世帯主の死亡保障を手厚くする必要があるかもしれません。
しかし、子どもが独立してしまえば、その必要性は薄れるでしょう。
僕が加入していた終身保険は、一生涯の保障でした。しかし、僕の家庭にとって、一生涯3,000万円の死亡保障が必要だったかと言えば、そうではありませんでした。
ふるさと納税の考え方と似ているかもしれません。その時々で、最適な選択は変わります。
3. 保険で備えるべきリスクと貯蓄で備えるべきリスクを区別する
「万が一の備え」は、必ずしもすべて保険で賄う必要はありません。
少額の医療費や、短期的な収入減であれば、貯蓄で対応できる場合もあります。
保険は、宝くじが当たるような低い確率で、しかし一度起これば経済的に大きな打撃となるリスクに備えるもの。
そう割り切って考えると、本当に必要な保険が絞られてきます。
僕の場合、医療保険やがん保険を解約し、その分を貯蓄に回すことにしました。
もちろん、これは僕の貯蓄額やリスク許容度によって変わってくる判断です。
4. 複数の選択肢を比較検討する
保険商品も、たくさんあります。同じような保障内容でも、会社によって保険料は大きく異なります。
また、貯蓄型か掛け捨てか、保障期間はどうするか、など、選択肢は多岐にわたります。
僕も、以前は言われるがままに加入してしまいましたが、FPさんと相談する中で、様々な選択肢があることを知りました。
焦らず、じっくりと比較検討することが大切です。
5. 専門家の意見を聞く
僕が月2万円の削減に成功できたのは、信頼できるFPさんとの出会いがあったからこそです。
自分一人で保険の仕組みや公的制度をすべて理解するのは、なかなか難しい。
中立的な立場で、僕たちの状況に合わせたアドバイスをくれる専門家は、非常に心強い存在です。
ただし、FPさんも人間です。営業成績を上げるために、不要な保険を勧めてくる人もいるかもしれません。
だからこそ、複数のFPさんに相談してみたり、信頼できる友人からの紹介などを参考に、慎重に選ぶことが重要です。
これらの考え方を通じて、僕は保険を「不安を解消するためのツール」から、「リスクに合理的に備えるための手段」へと捉え直すことができました。
保険は、人生を豊かにするための手段の一つ。決して、人生を縛るものではない、そう思っています。
保険見直しのメリットとデメリット
僕が経験した保険の見直しには、たくさんのメリットがありました。でも、もちろんデメリットもゼロではありません。
ここでは、僕が感じたメリットとデメリットを、正直にお話ししますね。
メリット
- 月々の保険料が大幅に削減された(月2万円!)
これが一番のメリットです。年間24万円も浮いたことで、家計にゆとりが生まれました。この浮いたお金は、家族旅行の費用にしたり、将来のための投資に回したりしています。新NISAを始める僕にとって、この資金は非常に大きいです。 - 家計の自由度が高まった
固定費である保険料が減ったことで、僕たちの家計はより柔軟になりました。急な出費にも対応しやすくなったし、もっと積極的に資産運用にも取り組めるようになりました。 - 公的制度への理解が深まった
高額療養費制度や傷病手当金、遺族年金など、今まで漠然としか知らなかった公的制度について、深く理解できました。これは、保険だけでなく、今後のライフプランを考える上でも非常に大きな収穫でした。 - 本当に必要な保障が明確になった
「もしもの時」に何に困るのか、そしてその困りごとに対して、公的な制度と民間の保険でどう備えるのが最適なのか。この問いに向き合ったことで、僕たちの家族にとっての「安心」の形が明確になりました。 - 精神的なゆとりが生まれた
以前は「高い保険料を払い続けているのに、本当にこれで合っているのかな?」という漠然とした不安がありました。見直し後は、合理的で納得感のある保険に加入しているという実感があり、精神的なストレスが軽減されました。
デメリット
- 保障範囲が狭くなった(と感じる人もいる)
医療保険やがん保険を解約したことで、細かい保障はなくなりました。例えば、軽い病気で数日入院したとしても、入院給付金は出ません。高額療養費制度の自己負担分をカバーしたい、と考える人にとっては、デメリットと感じるかもしれません。 - 見直しに時間と手間がかかる
FPさんとの相談や、資料の読み込み、比較検討など、ある程度の時間と労力が必要です。特に、僕のように保険の知識がほとんどない状態から始める場合は、より一層そう感じるでしょう。 - 新たな保険に加入する際の健康状態のリスク
もし見直し前の時点で健康状態が悪化していた場合、新たな保険に加入できなかったり、保険料が割高になったりするリスクがあります。僕の場合は幸い健康でしたが、この点は注意が必要です。 - 解約返戻金がほとんどなかった
僕が加入していた終身保険は貯蓄型でしたが、加入期間が短かったため、解約返戻金はほとんどありませんでした。もし、長期間加入していた貯蓄型保険を見直す場合は、解約返戻金と新たな保険料のバランスを慎重に検討する必要があります。
僕にとって、保険見直しのメリットはデメリットをはるかに上回るものでした。
特に、月2万円という大きな固定費の削減は、僕の家計に大きな恩恵をもたらしてくれました。
でも、人それぞれ状況は異なりますから、これらのメリットとデメリットを考慮した上で、ご自身の判断で行動することが大切だと考えています。
僕が保険見直しで浮いた2万円をどう使っているか
月に2万円。年間で24万円。
この浮いたお金をどう使うか、見直しを終えた僕にとって、これは嬉しい悩みでした。
僕がこの2万円をどのように使っているか、具体的にご紹介します。
1. 貯蓄と投資の強化(月1万円)
浮いた2万円のうち、半分は貯蓄と投資に回しています。
具体的には、月に1万円を積立NISA(現行制度)の投資信託に積み立てています。これは、老後2000万円問題に備えるため、そして将来の資産形成のために、非常に重要なステップだと考えています。
これまでは、高い保険料のせいで投資に回せる資金が限られていましたが、見直しのおかげで、より積極的に資産形成に取り組めるようになりました。
投資は、もちろんリスクもあります。でも、長期的な視点で見れば、複利の力で資産を増やしていく可能性を秘めている。
これも、僕がFPさんとの相談を通じて学んだことの一つです。
2. 自己投資とスキルアップ(月5千円)
残りの1万円のうち、半分は自己投資に充てています。
具体的には、書籍の購入費やオンライン学習サービスの利用料などです。
僕の場合、Webライティングのスキルを磨くための教材や、最新の経済ニュースを解説する有料コンテンツなどを購読しています。これにより、自身の知識やスキルを高め、将来の収入アップにも繋げたいと考えています。
お金は、ただ貯めるだけでなく、自分自身に投資することで、さらに大きなリターンを生み出す可能性を秘めています。
3. 家族との時間、趣味への投資(月5千円)
そして、残りの5千円は、僕にとっての「心のゆとり」のために使っています。
妻とのちょっとした外食費に充てたり、子どもが喜ぶおもちゃを買ってあげたり。あるいは、僕自身の趣味である登山グッズの購入費用にしたり。
以前は、家計が厳しくて、なかなかできなかったことです。
この「心のゆとり」が、日々の生活を豊かにしてくれる、そう強く感じています。
無理な節約は、かえってストレスをためてしまいがちです。一人暮らしの食費を月3万円に抑える自炊術でも触れましたが、節約にもメリハリが大事。
適切な固定費削減によって生まれた余裕は、僕たちの生活の質を向上させてくれました。
この2万円は、単なる数字以上の価値を僕たちにもたらしてくれました。
それは、将来への安心感であったり、日々の生活の充実感であったり。
保険の見直しは、僕にとって、お金の使い道を再定義する良い機会になったんです。
保険は「安心」を買うもの?「リスク」を管理するもの?
僕が保険に加入した当初、それは間違いなく「安心」を買うためのものでした。
もしものことがあったらどうしよう、家族に迷惑をかけたくない。
そんな漠然とした不安を解消するために、高額な保険料を払い続けていました。
しかし、FPさんとの出会いを経て、僕の保険に対する考え方は大きく変わりました。
保険は、単なる「安心」を買うものではない。
もっと正確に言えば、「発生頻度は低いけれど、発生した時の経済的ダメージが大きいリスクを管理するためのツール」だと、僕は考えるようになりました。
例えば、医療費について。
日本の高額療養費制度があるおかげで、ひと月の自己負担上限額は決まっています。これは、発生頻度は比較的高いかもしれないけれど、経済的ダメージは上限がある、というリスク。
これに対し、僕が加入していた医療保険は、この上限を超えない範囲の医療費に対しても手厚く備えようとしていました。
それは、まるで、雨が降るたびに洪水が起こることを恐れて、家の周りに何重もの土嚢を積み上げるようなもの。
もちろん、備えは大切です。でも、その備えが本当に必要かどうか、費用対効果はどうか、を考える必要があるんです。
一方、世帯主の死亡保険はどうでしょうか。
僕が若くして亡くなる確率は、決して高くありません。しかし、もしそうなれば、残された家族の生活は経済的に大きな打撃を受けます。
これは、「発生頻度は低いけれど、発生した時の経済的ダメージが大きい」典型的なリスクです。
こういうリスクにこそ、保険は真価を発揮する。
遺族年金などの公的制度で賄えない部分を、民間の保険で補う。これが、僕がたどり着いた「リスク管理」としての保険の形です。
僕たちは、日々の生活の中で、意識的にも無意識的にも様々なリスクと向き合っています。
例えば、クレジットカードを選ぶ際も、不正利用のリスクを考慮に入れますよね。
保険もそれと同じで、感情的に「安心」を求めるだけでなく、論理的に「リスク」を分析し、そのリスクに対して最も効果的で合理的な対策を講じる。
これが、僕が保険の見直しを通じて学んだ、一番大切なことかもしれません。
保険は、僕たちの人生の羅針盤。進むべき方向を指し示し、嵐の時に道を誤らないように助けてくれる。
でも、その羅針盤が正確な情報に基づいているか、定期的に確認することが、豊かな人生を送る上で、とても重要だと僕は思うんです。
まとめの代わりに:僕の経験が誰かのきっかけになれば
僕の保険見直しの話、最後まで読んでくださりありがとうございます。
僕自身、保険の見直しをする前は、漠然とした不安と、複雑さへの抵抗で、なかなか行動に移せずにいました。
でも、一歩踏み出してみたら、想像以上に大きな変化が待っていました。
月々の保険料が2万円も安くなったこと。
公的制度への理解が深まったこと。
そして、本当に必要な保障が明確になり、家計にゆとりが生まれたこと。
これらは、僕の生活に大きなプラスをもたらしてくれました。
もしかしたら、僕と同じように「今の保険って、本当に自分に合っているのかな?」と疑問を感じている方がいるかもしれません。
あるいは、「保険の見直しって面倒くさそう…」と、後回しにしている方もいるかもしれませんね。
僕のこの経験が、そんな皆さんの、ほんの小さなきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
保険は、一度加入したら終わり、ではありません。
人生のステージが変われば、必要な保障も変わります。
定期的に見直し、今の自分に最適な形に整えていくことが、長期的な家計の安定、そして心のゆとりへと繋がっていく。
僕はそう信じています。
僕の拙い体験談が、皆さんのこれからのマネーライフに、少しでも役立つことができれば幸いです。
また、別の記事で、僕の他のマネーに関する体験談もお話しできればと思います。

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